「頭ではわかっているのに苦しい」のはなぜ?
〜その時の気持ちやニーズが置き去りになっているのかもしれません〜
こんにちは。
当セラピールームのブログをご覧いただき、ありがとうございます。
- 頭では理解しているのに苦しい
- 過去のことなのに引きずってしまう
- 「もう気にしなくていい」と思っているのに楽になれない
- 同じような人間関係の悩みを繰り返してしまう
そんなことはありませんか?
セラピーの中でも、
「親も大変だったと思うんです」
「もう昔のことですし」
「仕方なかったと思っています」
という言葉をよくお聞きします。
それでも苦しさが続いているとしたら、
もしかすると、
その時の自分の気持ちやニーズが、まだ十分に気づいてもらえていないのかもしれません。
「理解すること」と「感じること」は少し違います
私たちは辛い経験をした時、
その場を乗り切るために、
まず理解しようとすることがあります。
例えば、
「お母さんも忙しかったんだ」
「怒るのには理由があったんだ」
「私が我慢すれば大丈夫」
というように。
これは決して悪いことではありません。
むしろ神経系が生き延びるために身につけた大切な力です。
ただ、その時に、
本当は感じていたかもしれない
- 寂しかった
- 怖かった
- 悲しかった
- 助けてほしかった
という気持ちが置き去りになることがあります。
例えばこんなことがあります
子どもの頃、
お母さんに話を聞いてほしかった時に、
「今忙しいから後にして」
と言われ続けていたとします。
大人になった本人は、
「母も仕事で大変だったから仕方ない」
と理解しています。
頭では納得しています。
でも神経系の中には、
その時の
「話を聞いてほしかった」
「見てほしかった」
「一緒にいてほしかった」
というニーズが残っていることがあります。
すると今の人間関係で…
パートナーの返信が遅いだけで、
強い不安になることがあります。
本人は、
「そんなことで不安になるのはおかしい」
と思います。
でも神経系では、
今起きていることではなく、
過去に満たされなかった
「つながりたい」
というニーズが刺激されていることがあるのです。
🟢🔴🔵 神経系では何が起きている?
🟢安心している状態
本当の気持ちやニーズに気づけていると、
自分とのつながりが生まれます。
すると、
安心感や安定感も感じやすくなります。
🔴警戒モード
気持ちが置き去りになったままだと、
神経系は
「まだ解決していない」
と感じ続けます。
すると、
- 不安
- 過剰な心配
- 人への依存
- 人の顔色を気にする
などが起きやすくなります。
🔵シャットダウンモード
長く我慢してきた人ほど、
自分の気持ちが分からなくなることがあります。
- 何を感じているか分からない
- 本当は何がしたいか分からない
- 悲しいのかも分からない
という状態になることもあります。
これは感情がないのではなく、
神経系が守るために感じないようにしてきたのかもしれません。
セラピーでは何をしていくの?
当セラピールームでは、
過去を無理に掘り返すことよりも、
まずは今の身体や神経系の反応を大切にしています。
例えば、
「その話をすると胸はどんな感じですか?」
「今、少し悲しさはありますか?」
「本当はどうしてほしかったのでしょう?」
そんなふうに、
置き去りになっていた気持ちやニーズに、
少しずつ気づいていくお手伝いをしています。
自宅でできる簡単なセルフケア
「本当はどうしてほしかった?」と聞いてみる
何かモヤモヤした出来事があった時、
原因分析をする前に、
自分へ優しく聞いてみてください。
「本当はどうしてほしかった?」
すると、
- 分かってほしかった
- 助けてほしかった
- 一緒にいてほしかった
- 大切にしてほしかった
そんな気持ちが見えてくることがあります。
正解を探さなくて大丈夫です。
まずは気づくだけで十分です。
最後に
頭で理解することは、とても大切な力です。
でも、
苦しさが続いている時には、
理解だけでは届かない場所があるのかもしれません。
その時のあなたには、
言葉にならなかった気持ちや、
満たされなかったニーズがあったのかもしれません。
そして神経系は今も、
その大切な気持ちを忘れずに持ち続けていることがあります。
だからこそ、
無理に手放そうとするのではなく、
少しずつ気づき、
安心しながら感じ直していくことが大切です。

当セラピールームでは、
あなたのペースを大切にしながらサポートしています。
どうぞ安心してご相談くださいね。


