いじめとトラウマ

【いじめは犯罪です】～いじめが及ぼす深刻な影響～

今日は、いじめとトラウマについて

いじめは、周囲から見たら些細なことやじゃれあい…のように見えるものから始まることが多いように思われますが、

いじめ被害にあわれた方にとっては、傍目に見える印象からはかけ離れていることが多く、その被害が心身に及ぼす影響はとても深刻です。

いじめは、学校や職場、コミュニティが発生する場所で起こりやすく、特に小学校高学年から中学二年の時期はいじめの認知件数が高いとされています。

子どもの住む世界は限定的で、さらに大人の管理下にあり、居場所の選択権やストレスを緩和させる知識も経験もまだ持ち合わせていません。そのような未熟な時期に一日の大半を過ごす学校という場で繰り返し繰り返し与えられる苦痛が心身に及ぼす影響は、虐待同様の破壊力を持つと言われています。

いじめは精神的にも肉体的にもエネルギーを奪い、コミュニティへの参加意欲や学習の機会も奪うため、その後の人生に及ぼす影響は深刻といえ、回復には長い時間を要することが多いと思っていただいても過言ではありません。

☑【あの時】から、すでに何十年の経過しているのに…未だに人と接することが怖いんです。

☑【あの時】と同じ感覚がママ友といたり、職場にいる時、ふっとよみがえってきて、激しい怒りや不安・恐怖が出てきて

　感情のコントロールが出来なくなったり、体調を崩してしまいます。

☑いつもいつも他人の顔色に敏感で素の自分がどれか何て自分でもわかりません。ただただ、外から帰ってくると疲れ切ってしまって何もやる気が起きません。

といった症状で安定した就労が継続できなかったり、人間関係に生きづらさを抱えている方は本当に多いです。

セラピーのお申込みをくださった方の主症状としては、

感情のコントロール不全であったり、強迫症状、パニック症状…うつ的症状や不眠・不安、対人関係によるストレスということが多く

あげられるのですが、初回インテーク面接で丁寧にアセスメントしてみると、実は幼少期におけるいじめのトラウマに繋がるケースは少なくありません。

幼少期のトラウマの再現が無意識下で繰り返され、現状を悪化させていることに気づかれていない方は多いです。

いじめは、悪ふざけではなく、犯罪です。

今現在も【あの時…】に引き戻されて苦しまれている方。もしくは、先ほどお伝えした症状にお心当たりがある方…

是非一度ご相談ください。

それってトラウマからくる症状なのかもしれません。

次回のブログもいじめについて取り上げていきたいと思っております。

ご興味がおありの方がいらっしゃいましたら、また是非ブログでお会いしましょう。

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