セラピーについて

性被害やいじめ、幼少期の傷つき体験、パートナー・上司からのあの一言…など
【あの時の辛い経験は話したくない】と感じる方もご安心ください。

こころとからだを繋ぐセラピールーム虹のひかりでは、過去にあった辛い出来事の詳細を話すことなく、イメージや身体感覚を使って自律神経系に働きかけ、現在、あなたがお困りのつらく苦しい不快な症状を穏やかに緩和していきます。

また、当セラピールームで扱われているトラウマにフォーカスした心理療法は、その効果が実証されている心理療法をもとに今のあなたの状態に合わせて組み合わせてご提供いたします。
従来の語ることを中心としたカウンセリングでは改善されなかったり、症状がさらに悪化してしまったという経験をお持ちの方にも安心してセラピーをお受けいただけます。

料金案内

初回 インテーク面接

初回の方は、インテーク面接を最初に受けていただきます。

初回インテーク面接は、あなたの困っている症状がどこから起きているのかをヒアリングしながらお見立てし、わかりやすくご説明します。その課題に対してセラピーでどのようなアプローチができるかなどを丁寧にお伝えします。
その上で、お困りの症状にすぐに対処できるものとしてご自身でできるセルフケアの方法を一緒に練習し、次のセラピーまでの間、今抱えている不快な症状に少しでも振り回されずに日常生活を送れるようサポート致します。
ここまでで、初回インテーク面接の90分のお時間をいただくため、実際のトラウマセラピーは2回目以降となることが多いです。ご承知おきください。

90分 12,000円(税込)

2回目以降のセラピー

2回目以降のセラピーは、あなたに合ったオーダーメイドの心理療法をご提供致します。

EMDR 90分 12,000円 (税込)
その他のセラピー 50分  8,800円(税込)

心理療法の詳細はページ下部へどうぞ。
ご希望の心理療法がございましたらご相談くださいね。

ご予約

流れ

予約フォームへ必要事項をご入力ください。

2日以内にお返事致します。

メールにてご予約日の決定と、お振込・セラピーまでのご案内をいたします。

  • セラピーは完全予約制です。
  • 当日ご予約可能な場合もございますが、上記の手順に沿ってご予約をお願致します。
  • お電話でのお問い合わせに関しては、基本留守番電話対応になります。折り返しお電話を致しますが、お電話での対応は日程調整のみになります。セラピーの内容に関してはホームページの内容をご参照下さい。
    お電話はこちらからどうぞ
  • 日程調整が決まり、お支払いが確認でき次第、ご予約確定メールをこちらからお送りします。
  • ご予約確定メールが送信されましたらご予約完了となります。

はじめての方へ

トラウマケアにおいては、セラピーによる再トラウマ化を避けるためにタイトレーションし安全性を重視したセラピーを行うことが非常に大切です。その都度、ご説明しながら丁寧にケアを進めていきます。

性被害にあわれた方や不登校のお子様など、外出することが難しい方もご安心ください。
オンライン(ZOOM)で、ご自宅からセラピーを受けることも可能です。

効果や進みについては個人差があります。
虹のひかりでご提供するセラピーは全て医療行為ではございません。

ご相談内容によっては、医療機関や他のアプローチをお勧めする場合があります。
主治医がいる場合は、セラピーを受けるにあたり主治医の許可を得てお申し込みください。

2回目以降をご希望される方へ

  • 初回インテーク面接の終了後に日程調整を行い、ご予約となります。
  • セラピーの際に、次回のご予約が決められない場合は初回の申し込みと同様に予約フォームよりご連絡ください。

キャンセルポリシー

オンライン・対面セラピーとも前々日の19:00までにメールにてご連絡ください。
それ以降のキャンセルは原則としてキャンセル料をいただいております。

前々日19時以降~前日19時までにキャンセルのご連絡があった場合にはキャンセル料としてご予約のセラピー料金の50%(初回インテーク面接・EMDRの場合は6,000円・2回目以降のセラピーは4,000円)

前日19時以降~当日キャンセル。及び、無断でのキャンセルの場合は、セラピー料金全額のキャンセル料をいただいております。

キャンセル料の返金に尽きましては、振込手数料・カード決済の場合は事務手数料を引いた金額をキャンセルをお受けしたお日にちから1週間以内にお振込みにてご返金致します。

尚、原則として一度お支払いいただいた料金はご返金致しません。

返品・交換等

商品の特性上、サービスの提供が完了した後は、クライエント様のご都合による返品・返金・交換、換金または再発行は一切お受けできません。予めご了承ください。

虹のひかりで用いる心理療法

Somatic Experiencing ソマティック・エクスペリエンシング®(SE)

~トラウマ(TRAUMA)―身体と神経系からアプローチするトラウマからの解放~

ソマティックエクスペリエンシング®は、アメリカのピーター・リヴァイン博士によって作られた、トラウマを解放し、自分自身を癒す心理療法(心理学的治療法)です。

サバンナなどの野生動物の世界を想像してみてください。
捕食動物(ライオンなどの肉食動物)から命を狙われ、襲われるという命の危険(トラウマ)にさらされた草食動物(シカなど)が、その後、襲われた経験がトラウマの後遺症となって木陰や巣穴から出てこれなくなったという話を聞いたことはありますか?
おそらくないのではないかと思います。
反対に絶体絶命の危機的状況から免れた捕食動物が全身をブルブルッと身震いさせ、自力で立ち上がり、何事もなかったかのように自分の群れを目指してサバンナの草原に戻っていく姿をテレビや何かでご覧になったことがある方は多いのではないでしょうか?

リヴァイン博士は、この野生動物が絶対絶命の状態に陥ってもトラウマ体験とならないところに注目し、人間も動物であることから、人間の中に宿る野生動物と同じ能力に注目しました。

人間も野生動物と同じように、生まれつき自分を守る方法をもっており、命の危機に直面したとき、本能的に大量のエネルギーを作り出し、それを使って、逃げたり闘ったりして生き延びる確率を高めることができます。
逃げることも闘うこともできないときは、人間を含む動物は驚き体を固め、さらに身体を守るための防衛反応として首を縮め、体の中心を緊張させ手や足を緊張させます。(フリーズ:FREEZE)この状態を『固まってる』と表現する方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この反応は、動物でもある人間の当たり前の反応なのです。

動物は危険からのがれられると、体を震わせてエネルギーを放出して体の緊張を解きますが、人の場合は、身を守らなければならない危険が去っても、体の奥の緊張と硬直がそのまま身体の記憶として残り、体をのっとって、トラウマに関連する出来事をきっかけに、突然同じような強さで神経系が活性化し、不安や恐れ、怒り、さらに体の痛みなどの症状として出て来てしまうことがあります(フラッシュバック)。
それがトラウマです。
トラウマが慢性的に続くと、またこの苦しさが出てくるのではないかと心配になり、恐怖を感じてしまいます。

トラウマの症状をいやすためには、体内に閉じ込められているエネルギーを解放させ、自律神経系のバランスを取り戻す生理的過程が必要です。
ソマティック・エクスペリエンシング®療法は、これらに基づいて開発された心理療法であり、身体に残ったエネルギーをときはなって、危機的状況で完了していなかった本能的な防御過程を完了させることをめざすものです。

SE Japan ホームページ

ソマティック・エクスペリエンシング®療法

トラウマは、脳の深いところにあるため、言葉でのカウンセリングでは解決できません。
実際の治療では、身体の内部の感覚に注意を向け、ただそれを体験していただきます。
起こってくる感覚にただ気づき、観察し、味わい、その変化についていきます。

ソマティック・エクスペリエンシング®の治療では神経系の活性化によって引き起こされる身体の感覚や、その時の気持ちの動きや体の動きに、少しずつゆっくりと近づき感じて、抑えていたエネルギーや神経系の解放を行なっていきます。

ゆっくりと少しずつ進むことによって安全にしなやかな回復力を育てていきます。

このような症状の方に

・いつも落ち着かない・イライラする・何かわからないが不安・生きづさ ・何かここにいない感じがする・人と話すのが苦手・いつも不安や恐怖がある・パニックに陥りやすい・体の痛み ・自律神経失調症・不定愁訴・発達トラウマ・性的トラウマ・周産期トラウマ・事故のトラウマ・発達障害・ADHD (注意欠如多動症・ASD (自閉スペクトラム症・SPD(感覚処理障害)

ホログラフィートーク

嶺輝子先生が考案した、トラウマを処理し、クライエントの回復を援助する心理療法です。分類としては軽催眠 を使った自我状態療法の一種と言えます。
多くの心理療法が、セラピストから提供される教示(知識や方法などを教え示すこと)や対話、訓練を通して認知能力や情緒、そして行動などに変化をもたらす形を取りますが、ホログラフィートークではクライエント自身が自分の感情や身体症状の意味を読み取り、解決し、自らを癒すプロセスを行います。
そこではセラピストが問題の軽減や解決を目指す過程を援助するガイドやコーチのような役割を行うことになります。
クライエントのネガティブな感情や身体症状は、問題の様々な原因、そして解決を教えてくれる素晴らしいリソース(資源)となります。また繰り返し起こる問題は、その原因の再演であると言われています。
問題の原因を探り解決することは、問題の根本を解決することとなり、再演を防ぎます。解消後は未来に向かって、新しいリソースや解決方法をセラピストと共に見出していきます。
身体症状やネガティブな感情は、悪いものではなく未来への可能性やリソース、解決を示す道しるべであると考え、現在のクライエントが、過去の自分に会いに行き、そこで問題を解決し、健全になって現在に戻ってくるという安全性が高く、癒し効果も高い心理療法となっています。

※催眠と聞いて不安を感じる方へ。

ホログラフィートークの手順  

ステップ1
取り扱う問題を決定する(心の問題だけでなく、身体的疾病を課題とすることも可能)。 その問題を外在化(心や身体に含まれるものでなく、身体の外にあるものと考えて)し、どんな形でどんな色なのかなどをイメージし、退行の準備をする。

ステップ2
その問題が生まれた原因場面まで退行し、過去の自分に出会い、現在の自分が、その問題を解決する。

ステップ3
健全な人々を登場させ(理想の母や父、助けになるような人、ヒーローや神仏など)、そのような人々との関わりを経験させる中で、健全な考えや価値観を取り入れ、自分自身の中に安心安全を築いていく。

ステップ4
現在に戻り、最初に外在化したものの変化を確認し、今後のための注意点やリソースをクライエントに分かってもらう。

ホログラフィートークの良い点は、人間の持つ豊かなイメージを利用することで、顕在意識では現れにくい抑圧された問題場面に到達しやすく、根本的な問題の解決が進みやすいところです。
また、過去のトラウマティックな場面に遭遇しても強い反応や、フラッシュバックが起こりにくく、安全性が高い点です。
セラピストが介添えすることで、本人だけでは解決できない過去の問題をより良く解消するという効果が期待できます。 特に、親との関係で問題を抱えている方や人間関係がうまくいかない方が、健全な関係性を体験・体感することで、愛着障害や人間関係による傷つきからの回復に役立ちます。
セラピストがガイドとなって進めていきますので、安心して取り組むことができます。

【このような症状の方に】

・不安・自信喪失・人の顔色をうかがう・焦燥感・イライラ・孤独感・愛着障害・うつ症状・喪失体験・複雑性PTSD・教育トラウマ・他人との関わり方・依存気質

特に親子関係に起因する愛着の課題にはお勧めです。

TSプロトコル

杉山登志郎先生が開発したフラッシュバックの軽減に治療焦点をあてた簡易型トラウマ処理技法です。PTSDの症状の中でもフラッシュバックはご本人にとってとてもつらい症状と言えます。なぜなら、フラッシュバックがフラッシュバックの起きる頻度を雪ダルマのように膨れ上がらせていくからです。それによって日常生活でエネルギーの駄々もれが起き、生活に支障をきたしていきます。

そのフラッシュバックの軽減にこのTSプロトコルは有効です。
症状を言葉で説明することが苦手な方や小さなお子様、また、話しているうちに症状がより悪化してしまう経験をお持ちの方には特にお勧めです。多くを語らずに行える心理療法です。

向精神薬の極少量の処方と漢方薬の組み合わせ(TS処方)を服用しつつ、左右交互刺激を与えることによりフラッシュバックの軽減を図ります。この簡易処理を4~6回、2週間おきのカウンセリングで3か月ほど行うと日常生活の中でフラッシュバックに振り回されることが減っていき、本来の日常生活が送れるようになっていきます。

(お薬の処方に関しては治療に協力してくださる医師が必要となります。もしくは、漢方薬を薬局にてご自身でご購入いただくこともあります)

このような症状の方に

・フラッシュバックに効果があります。

*フラッシュバックとは、トラウマとなった体験と繋がりがある感情や行動、連想させるような事柄が引き金となり、突然、当時と同じような恐怖や感情がよみがえってくるもの

*フラッシュバックによる身体症状

突然、過去の嫌な記憶がよみがえり、以下のような症状に襲われます。

・ツライ・苦しい・悲しい・涙が出る・怖くなる・焦燥感・強い怒りがこみあげてくる・頭が真っ白になる・何度何度も嫌なことが思い出され、頭から離れない・何も考えられなくなるなど

EMDR (Eye Movement Desensitization and Reprocessing)

眼球運動による脱感作と再処理法:目を左右に動かす刺激によってトラウマ記憶への感情や苦痛を和らげ、その記憶への新しい視点や理解を与えて再構築する心理療法)

EMDRは、トラウマやPTSD(心的外傷後ストレス障害)などの症状を緩和するためのセラピストが行う技法のひとつです。アメリカのフランシン・シャピロ博士によって1980年代に開発されました。その他にも不安障害、うつ病、パニック障害、恐怖症などにも効果的とされています。また、トラウマ記憶が原因で発生する身体的な問題(慢性的な痛みなど)にも役立つと言われています。

回復への道筋

  1. 眼球運動: EMDRの毎回のセラピーでは、クライエントに特定のトラウマ記憶を思い出していただきます(ただし、その程度は、それぞれのクライエントの状態によって調整いたします)。その後、セラピストが指を左右に動かし、それをクライエントの目で左右に追いかけるように指示します。これが「眼球運動」です。眼球運動の代わりに、左右交互に聞こえる音をヘッドホンで聴いていただいたり,膝を左右交互にタッピング(トントンと叩く)したりすることもあります。
  2. 脱感作: 眼球運動を繰り返すことで、トラウマ記憶に対する悲しみや恐怖、怒りなどの感情的な反応が徐々に弱まり、その記憶に対する苦痛が減少します。
  3. 再処理: 脱感作が進むと、トラウマ記憶に対する新しい視点や理解を得ることができ、記憶が再構築されます。これにより、過去の記憶が現在の生活に与える悪影響が減少していきます。

EMDRを構成する8つの段階

  1. 計画: 過去のトラウマや現在の問題を評価し、セラピーの計画を立てます。
  2. 準備: EMDRの手法を説明し、安全にケアをするために用いるリラクゼーション技法を教えます。
  3. 評価: トラウマ記憶に関連する特定の映像(記憶場面)、間違ったとらえ方、感情、身体感覚を特定します。
  4. 脱感作: 特定のトラウマ記憶に集中しながら眼球運動を行います。これが繰り返されることで、トラウマ記憶に対する悲しみや恐怖、怒りなどの感情的な反応が減少します。
  5. インストール: クライエントの力になるような、新しい、正しいとらえ方をトラウマ記憶と結びつけます。
  6. 身体スキャン: 身体の中を頭上から足の先まで見つめていただき、トラウマ記憶に関連する身体的な緊張や不快感が残っていないか確認します。まだ残っているものがあれば、それに対し4,5を繰り返します。
  7. 終了:クライエントが安定していることを確認してセラピーを終了します。
  8. 再評価: 次回のセラピーでは、前回の効果を評価し、新たなトラウマ記憶や問題に取り組む準備をします。

※この8つの段階は1回のセラピーで全て行われるわけではありません。

また、8つの段階=8回のセラピーではなく、この8つの段階をクライエントの状態や変化に合わせて丁寧に行っていきます。回数等に関してのご質問は個人によりますので、詳細は初回インテーク面接の際にお問い合わせくださいませ。

【このような症状の方に】

・小児期逆境体験・性的トラウマ・交通事故のトラウマ・犯罪被害トラウマ・大切な人を失ったトラウマ・恐怖症・パニック症・愛着障害・うつ症状・全般性不安症など

日本EMDR学会

ボディコネクトセラピー (Body Connect Therapy:BCT)

ボディコネクトセラピーは2010年代に東京未来大学教授の藤本昌樹先生が開発した心理療法で、従来から効果的であった眼球運動を利用した心理療法のエッセンスに、全く新しい概念や馴染みの深い東洋医学的ツボのタッピングなどを加えて考え出された、身体に対して働きかける心理療法(ソマティックサイコセラピー)です。
トラウマは情報とエネルギーとして、脳だけでなく身体にも残されています。身体感覚(心地よいなぁ、肩に力が入っているなぁ…など)に注意を向けることで、脳と体をつなぎ、トラウマのエネルギーをペンデュレーション(小さな快や不快の刺激を振り子のように揺さぶる)、タッピング(ツボへのトントン刺激)、眼球運動、アファーメーション※、タッチセラピー(手で優しく身体に触れる)などを用いて体から解放(discharge)していきます。
その概念にはエビデンス(科学の裏付けがなされている)がしっかりあります。 最大の特徴は一つ一つのトラウマ記憶の処理にかかる時間が圧倒的に短いこと、活性化(一時的な不安定さ)が出にくいこと、解離を起こしにくいように工夫されていることなどです。

※アファメーションとは、なりたい自分を手に入れるための自己宣言のことです。
「私はすでに、理想(なりたい自分)の状態になっている」という肯定的な文を用いて、繰り返し自分自身に宣言します。そうすることで、自分の潜在意識に働きかけ、自己肯定感と自尊心の強化をおこない、自分の理想の状態を叶えていきます。

詳しくは 【Body Connect Therapy Webサイト】を参照

このような症状な方に

・いつも落ち着かない・イライラする・何かわからないが不安・生きづさ ・人と話すのが苦手・いつも不安や恐怖がある・言葉に出来ない不快感・自信がない

TFT (思考場療法)

TFTとは、Thought Field Therapy®(思考場療法)の略で、米国の心理士キャラハン博士が1970年代から開発してきたものです。 日本では、思考場療法® やTFT療法®と呼ばれることもあります。
TFTは、鍼灸(はりきゅう)のツボを指でタッピングすることで、不安・恐怖・ストレス・トラウマ・パニック・強迫・うつ・依存などのマイナス感情を落ち着かせる心理療法(心理的治療法)です。
ツボの刺激がPTSD(心的外傷後ストレス障害)やうつに関連する脳の「扁桃体」という部位の活動を落ちつかせたり、脳波を正常化させたり、幸せホルモンと言われるセロトニンを増やすことなどでその効果が得られていることも解明されてきています。そのためTFTはエビデンス(根拠)のある心理療法として米国政府のエビデンス登録機関(SAMHSA)にも登録され認められており、日本においても東北沖地震等の震災時にも用いられました。
セルフケアをしても使え、即効性が高く、副作用がないため、医療や心理領域以外にも教育・福祉・スポーツ・企業等、様々な領域で用いられています。

認められている効果

  • 個人のレジリエンス(回復力)を増す
  • 自己概念の改善
  • 自律をうながす
  • トラウマの解消
  • ストレス関連の障害と症状の軽快
  • 抑うつとうつ症状の改善
  • 一般的な機能と健康の増進
  • 恐怖症、パニック、全般性不安障害とその症状の改善
  • 特定不能およびその他のメンタルヘルスの障害と症状を軽快
  • その他、依存的衝動、怒り、罪悪感、自己破壊的行動、強迫、身体的疼痛、恥、能力の向上、 イメージの困難さ、時差ぼけなどの解消にも応用されています。

TFTセンター・ジャパンホームページより引用あり】

認知行動療法

認知行動療法とは、主に行動や、認知(捉え方や考え方)をあつかうことで、こころの問題を解決する心理療法のひとつです。
抑うつ状態、うつ病、不安障害(パニック障害、対人恐怖、強迫性障害など)、感情の問題(不安、イライラ、怒り、落ち込み)、過食症、その他様々な問題に広く用いられています。マイナス思考、悲観的、落ち込みやすい傾向がある人は、生きづらさとして何年もの間一人で悩まれ抱えこまれている方がいますが、そのようなクライエントの問題を解決する心理療法にもなります。

認知行動療法の具体的な進め方

困っていること、悩んでいることをセラピストと共に言葉にし、紙に書き出したりして具体的なものへと明らかにしていきます。 次に、どのようになりたいのかという目標を設定します。そして、目標に向けて様々な方法を試みたり、練習したりします。その方法は大きく二つ、行動へのアプローチと、認知へのアプローチに分けられます。

例えば不安に関わる症状(パニック障害、過呼吸など)が出ているなら、呼吸法やリラックスする方法を身につけたりします。抑うつ状態にある場合は、活動量が減っていきがちですが、適切に行動してみることを目標に行動する練習をすると、気分が変わっていくこともあります。怒りの感情のコントロールに問題があるなら、状況を変える工夫や、怒りの行動への対処法を身につけること、怒りをため込むのではなく適切な方法で表現すること(アンガーマネージメント)を学んでいったりします。

自分の行動をモニタリング(観察)したり、毎日の行動計画を立てたり、問題への対処法のレパートリーを増やしたり、予行演習をすることもあります。気持ちを相手に上手く伝える練習や、優先順位をつける練習、問題を少しずつ解決していく方法を練習することもあります。食事や睡眠、運動、ストレスや心配事など、他の要素が、様々な症状の原因となっていることもあるので、その場合はライフスタイルを改善したり、ストレスに対処したりする方法を身につけていきます。

認知行動療法では、知らず、知らず身につけてしまった考え方、とらえ方をセラピストと共に検討し、必要ならば修正をしていきます。考え方、とらえ方は、長年の生活の中で身についた習慣ですから、変えることは簡単なことではありません。しかし、あなたを苦しめている考え方、とらえ方の癖を見極め、新しい捉え方、考え方を繰り返し練習することで、この癖を変えていける可能性があります。それを行うのが認知行動療法です。

このような症状やこのような方にお勧めです

・抑うつ状態、うつ病、不安障害・パニック障害・対人恐怖・強迫性障害・不安・イライラ・怒り・気分の落ち込み・食べ過ぎてしまう・マイナス思考・悲観的・反芻思考など

物事を順序だてて説明されることで理解が深まる経験をお持ちの方。書き出すワーク等が苦手ではない方。悩みの改善というよりも自己理解を進めたい方にもお勧めです。

TF-CBT (トラウマフォーカスト認知行動療法)

TF-CBTは、ジュディス・コーエン、アンソニー・マナリーノ、エスター・デブリンジャーらによって、米国で開発された子どもを対象とした心理療法です。性的虐待を受けた子どもの治療が始まりで、現在では、さまざまなタイプのトラウマへの応用がなされており、欧米のいくつかのガイドラインにおいて、子どものPTSDケアの第一選択として推奨されています(AACAP,2009)。


TF-CBTは、その頭文字を取って『PRACTICE』という8つの段階を踏んだ構成となっています。

P→Psychoeducation and parenting skills(心理教育とペアレンティングスキル

R→Relaxation(リラクゼーション)

A→Affective expression and modulation(感情表現と調整)

C→Cognitive coping(認知対処)

T→Trauma narrative development and processing(トラウマナラティブの作成と処理)

I→In vivo mastery of trauma reminders(トラウマ想起刺激の実生活内での克服)

C→Conjoint child-parent sessions(親子合同セッション)

E→Enhancing future safety and development(将来の安全と発達の強化)

一つ一つの段階をしっかりと丁寧に行っていくことで、子どものPTSD症状だけでなく、トラウマに関連したウツや不安症状、行動上の問題、恥や罪悪感といった感情、社会生活能力などにおける回復が認められています。また、養育者をセラピーに組み入れることで、養育者自身の抑うつ感情やPTSD症状、養育能力や子どものサポート機能の向上にも効果を発揮します。

子どもと養育者が、トラウマ体験の記憶を適切に処理し、トラウマに関連する非機能的な認知や思考、コントロール不全に陥っている感情、不適応的な行動を、うまく管理できるようになることがこのプログラムの目標です。

(LC研究会 HPより)

このような症状の方に

対象:子どもと養育者(トラウマ体験をしているのが子ども)

・性被害・性虐待・不適切養育・虐待・喪失体験・ケガ等、トラウマティックな出来事をきっかけに不登校・引きこもり・ウツ・無気力・悪夢をみる・不眠・過眠・摂食障害・イライラする・性化行動

*セラピーは1回60分~120分(段階に応じて)・回数8~16回のセッションが必要となります。ご希望の方は初回インテーク面接時にご相談ください。

CPC-CBT (親子複合型認知行動療法)

CPC-CBTは、米国のRunyonとDeblingerにより開発された、身体的虐待リスクのある子どもとその家族のための認知行動療法です。暴力や叱責に頼らない子育ての方法を取り入れ、親子関係を改善し、安心・安全な家族の構築を目指します。日本でも効果が実証され普及し始めている、子どものトラウマへの第一選択治療であるTF-CBTの要素も数多く取り入れられたプログラムであり、米国やスウェーデンの研究でその効果が実証されています。日本でも臨床研究が開始され始めた新しいプログラムとなります。

*身体的虐待のリスクの高い家族が安心安全な家庭を再構築するための手立てが段階的に作り上げられた親子複合型認知行動療法です。

*プログラムでは親子での参加となります。