こんにちは。
こころとからだを繋ぐセラピールーム【虹のひかり】セラピストの浅見です。
日常に潜むトラウマ。
それって実はトラウマ症状なのかも…
というお話をしたいと思います。
どんなことかというと、
日常生活のなかで
・些細なことをきっかけに強い感情に飲み込まれ、『あんなこと言わなければ良かった…』と後悔することが多い。
・理由のない漠然とした不安感が強い
・自分さえ我慢すれば…と自責の念が強い
・『これを言ったら嫌われるのではないか』と気になって自分の意見が言えない。
もしくは、意見したものの、その後、相手の顔色が気になって仕方がない。
・慢性的に疲れが取れず、胃腸の調子がすぐれない。
・夜間に嫌な夢を見る。熟睡できない。もしくは、途中で何度も目が覚め十分な睡眠がとれない。
・人に強く言われるとなされるがままになってしまう。
などなど…
いかがですか?
思い当たる方はいませんか?
実はそれらはトラウマ症状としてよく 見らえる症状と言えます。
トラウマには、ビックTと言われるものとスモールTと呼ばれるものがあります。
【ビッグT】とは⇒衝撃トラウマとも言われ、生命を脅かすような出来事や思いがけない喪失体験により、その後も長期にわたって
精神的な苦痛を経験するものを指し、心的外傷後ストレス障害(PTSD)などがその症状の代表的なものと言えます。
『トラウマ』と聞くと大概の人が
こちらのトラウマを思い浮かべるかもしれません。
しかし、先ほど挙げた日常生活の中で日々感じている生きづらさや心身の不調の原因も
実はトラウマ起因によるものの可能性があるのです。
それが【ビッグT】に対して【スモールt】と呼ばれるトラウマです。
【スモールt】とは⇨生命を脅かすほどではない、日々の生活で比較的誰もが経験するような出来事や喪失体験により、
その後も長期にわたって精神的な苦痛を経験する場合を指します。「スモールt」トラウマは、「ビックT」トラウマに比べると
比較的軽微な出来事かもしれません。しかし、個人にとっては辛い経験であり、心理的な影響を及ぼします。
トラウマというものは、出来事の大小に関わらず、過去におきた辛い出来事のトラウマ記憶により
今現在起きていることに必要以上に過敏に反応してしまったり、抑うつ的になってしまったりと
今を生きづらくしているものです。
そして、その反応は適切なケアを受けずに放置していると
雪だるま式にその影響を大きくしていきます。
ですから、トラウマティックな出来事の大きさだけがその後の状態を悪化させる要因なのではなく、
再現を繰り返すたびに、過覚醒状態と脱過覚醒を乱気流の如く繰り返し行動範囲を狭めたり、
今の生きづらさに拍車をかけていくのです。
スモールtのような、一見、誰にでも起こりうる出来事だと、本人もその傷つきをみてみぬふりをしてやり過ごしてしまったり、
傷つくのは自分の弱さが原因と自責し叱咤激励し、気づけば社会生活に困難さを抱えてしまうという事が多々あります。
大切なことは、誰でもない自分自身にとって、その出来事が深い傷となることもあるかも知れないと知ること。
そして、適切なサポートとケアを求めること。
日常でもたくさんのストレスを私達は感じて生きています。そこに触れても適正な範囲内で揺れる幅を持てるようになること。
これがサバイバーのみならず、誰しも必要な力と言えるでしょう。
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
ご覧いただきありがとうございます。
こころとからだを繋ぐセラピールーム
【虹のひかり】
・公認心理師によるオンラインセラピー
・全国どこにいてもオンラインでセラピーを
受けることが可能☺️✨
・2023年10月1日以降 ご予約受付中💫
*セラピーのお申込みは⇒ 公式LINEより簡単にカレンダーからご予約いただけます。
*法人様向けメンタルヘルス事業・各種研修・講演のご依頼は
⇒ お問い合わせフォーム よりよろしくお願いいたします。